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関東から石川県にUターン移住して4年半が経ちました。 ふだんは金沢周辺で「ほちゃほちゃ(前記事参照)」とした穏やかな日々を送っているぼくですが、先日、インターネットで少し気になる検索キーワードを見つけてしまいました。
それが「金沢 二度と 行きたくない」という言葉です😨
こんなブログを書いちゃうくらい地元を愛しちゃってる人間としてはやや寂しい気持ちになりますが、正直なところ「確かにあの部分でがっかりしてしまったのかもしれないな」と思い当たる節はいくつかあります。
せっかく遠くから時間とお金を使ってきてもらったのに、苦い思い出のまま帰ってしまうのはあまりにももったいない。そこで今回は、なぜ金沢に来た人が「二度と行きたくない」と感じてしまうのか、その理由を移住者目線で分析しつつ、そう感じてしまったときの対応策を考えてみました。

理由1:天気が悪すぎ

金沢に観光に来られた方がまず衝撃を受けるのが、天気の変わりやすさです。
金沢には「弁当忘れても傘忘れるな」という有名な格言がある通り、さっきまで晴れていたのに、突然どんよりとした雲が広がり、冷たい雨が降り出すことが日常茶飯事です。
せっかくのお気に入りの服が濡れてしまったり、予定していた街歩きが台無しになったりすれば、「もう二度と来るか!」と思いたくなる気持ちもよく分かります。
【対策】雨を「デフォルト」として予定を組む
金沢旅行のコツは、最初から「雨が降るもの」と思っておくことです。
たとえば、雨の日でも移動が少なく、建物そのものがアートとして楽しめる「金沢21世紀美術館」や「鈴木大拙館」などを最初からメインに据えておく。あるいは、雨に濡れた「ひがし茶屋街」の石畳は、晴れの日以上に風情があって美しいものなので、それを見に行くと決めておくのです。
ちなみに若かりしころのぼくは雨が降るたびキレまくっていましたが、今は雨の金沢が好きになり、これは乾いた心をを潤す慈雨なんだと思いながらびしょ濡れで毎日を過ごしています。
理由2:混雑と観光地価格

北陸新幹線が開業して以来、金沢は本当に多くの観光客でにぎわうようになりました。結果、何が起きたか。
どこへ行っても人、人、人の大混雑です😭
特に有名な「近江町市場」などは、お昼時ともなれば歩くのも一苦労です。さらに、メディアで紹介されるような豪華な海鮮丼は、お財布に優しくない「観光地価格」になっていることも少なくありません。
「高いお金を払って、人混みの中で急いで食べた」という体験になれば、満足度が下がってしまうのは当然と言えます。
【対策】時間をずらすか、あえてローカルな店を選ぶ
混雑を避ける一番の特効薬は「時間をずらすこと」です。近江町市場に行くなら、混雑する昼時を避け、朝ごはんとしてAM8〜9時頃に足を運ぶのがおすすめです。
また、お昼や夜のご飯は、主要観光地から少し離れた場所のローカルな居酒屋や定食屋さんを探してみると、手頃な価格でおいしい魚に出会えそうです。
理由3:バス移動がマジで初見殺し

金沢市内には、東京や大阪のような網の目のネットワークを持つ地下鉄がありません。主な移動手段はバスになります。しかし、このバスが、観光客にとってはなかなかのクセモノです。というか金沢中心部に行く機会が少ない県民もよく分かっていません。
さらに、混雑時には目の前で満員のバスを見送らなければならないことも。不慣れな土地でバスを待つ時間は、想像以上に体力を消耗します。
【対策】観光地間のバス移動は「最初からあきらめる」のが正解
このバス問題に対するぼくなりの解答は、「最初の目的地だけバスを使い、観光地同士の移動は最初からバスをあきらめる」という方法です。
実は、金沢の主要な観光地(兼六園、21世紀美術館、ひがし茶屋街など)は、半径2〜3キロ圏内にギュッと凝縮されています。そのため、一度エリア内に入ってしまえば、わざわざ混雑するバスを待つよりも、自力で移動した方がスムーズな場合もあるのです。
ここで活躍するのが、金沢市の公共シェアサイクル「まちのり」です。 使い方はシンプルで、事前にスマホに専用アプリ(ドコモ・バイクシェア)をダウンロードして会員登録をしておくだけ。あとは、街のあちこちにあるポート(自転車置き場)で見つけた自転車のQRコードを、アプリで読み取るだけでガチャリと鍵が開きます。 電動アシスト付きなので坂道も大丈夫。使い終わったら目的地の近くにある別のポートに返却すればOKです。
バスの窓からは見えなかった金沢の美しい路地裏や、素敵なお店に出会える確率がグッと上がります。おためしあれ。
理由4:「金沢の人は陰湿」という噂の正体

さて、ここまでは天気や交通機関といった「旅のシステム」の話をしてきましたが、ネットの海をもう少し深く検索してみると、少し毛色の違う理由が浮かび上がってきます。
それが、「金沢の人は陰湿だから、二度と行きたくない(住みたくない)」という声です😱
旅行で現地の人とトラブルになったり、あるいは仕事の転勤や移住で金沢に暮らした人が、人間関係で苦労した末にそう書き残しているケースが散見されます。石川県に住む身としては耳が痛い話ですが、これについては少し冷静に考えてみる必要があると思っています。
嫌な記憶は「土地の記憶」と結びつきやすい
結論から言えば、どんな地域であっても、意地悪な人や気が合わない人は一定数いるものです。金沢だからといって、特別な遺伝子レベルで陰湿な人が集まっているわけではありません。では、なぜ「金沢の人は〜」と主語が大きくなってしまうのでしょうか。
人間には、ある場所で嫌な経験をすると、その「個人の記憶」を「土地の記憶」と無意識に結びつけてしまうという心理的な傾向があります(理屈はAIにでも聞いてみてください!)。
たとえば、たまたま金沢の飲食店で冷たい態度を取られたり、職場で嫌な上司に出会ったりしたとします。そのとき、私たちの脳は「あのAさんが嫌な人だった」ではなく、「金沢という街(の人全体)が冷たい、陰湿だ」と、土地のイメージに変換して記憶してしまいがちなのです。
「〇〇の人は陰湿」は、日本全国にある
試しに、インターネットの検索窓に「(他の都道府県や都市名) 人は陰湿」と入力してみてください。驚くほどたくさんの街がヒットするはずです。
東京、大阪、京都、あるいは東北の街や、南国の島にいたるまで、「●●の人は陰湿だ」「〇〇の人は冷たい」という言葉は、日本中のいたる土地に向けて投げかけられています。
つまり、この噂の正体は、金沢特有の県民性などではありません(たぶん…)。「人生のどこかで、たまたまその土地で嫌な人に出会ってしまった」という、誰しもに起こりうる不運な確率の偏りが、ネットの言葉として結晶化してしまったものと言えるのではないでしょうか(たぶん……!!)
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金沢旅行で「二度と行きたくない」にならないための準備
最後に、この記事の内容を旅行前にチェックできるようにまとめておきます。
☑ 雨対策を準備する
折りたたみ傘・歩きやすい靴など。
☑ 混雑する時間を避ける
近江町市場などは昼時を避ける。
☑ バスだけに頼らない
徒歩・まちのり・タクシー・レンタカーを使い分ける。
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☑ 宿泊場所を考える
金沢駅・香林坊・片町など、目的に合った場所を選ぶ。
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☑ 人気観光地だけに詰め込みすぎない
時間に余裕を持って計画を立てる
(観光・アクティビティ予約なら→【Agoda】
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このあたりを事前に決めておくだけでも、旅行中の「こんなはずじゃなかった」はかなり減ると思います。
まとめ:金沢は「事前のちょっとしたコツ」で10倍楽しくなる
金沢は、ディズニーランドのような「誰がいつ行っても完璧にもてなしてくれるテーマパーク」ではありません。独特の天気があり、交通のクセがあります。そして時には、他人に優しくなれない人との不運な出会いだってあるかもしれません。
そのクセや現実を知らずに飛び込んでしまうと、「二度と行きたくない」という感想になってしまう。それは地方のリアルな姿でもあるのですが、とてももったいないことです。
ほんの少しの事前準備と、「嫌な人はどこにでもいるさ」というちょっとした心のゆとりさえ持っていれば、金沢はこれ以上ないほど美味しく、美しく、心地よい街です。
これから金沢へ来る方が、事前の対策をバッチリ整えて、帰るころには「ほちゃほちゃ」とした笑顔で「また来たいな」と思える時間を過ごせることを、移住者の一人として願っています。