【石川のお米がもらえるよ】年末は金沢で移住相談をしよう!

関東から石川県金沢市に移住したカズマです!今回は、年末の12月31日(日)に金沢で行われる、移住転職相談会をご紹介します。

主催者は、ぼくたちカズマ&カスミ夫婦をすばらしい文章で紹介してくれたことで有名(?)なWebメディア「イシカワズカン」です。

開催場所は、金沢中心街に開業したばかりのシェアオフィス「コワーキングスクエア金沢香林坊(こうりんぼう)」。年末の帰省シーズンに合わせて、おしゃれな空間で移住・転職の相談をしてみませんか?

ちなみに、相談に乗ってくれるのは、U・Iターン経験者の越後さんと五月女さん(プロフィールはこちら)。どちらもお会いしたことがありますが、とても明るく聡明なお二人です。優しい雰囲気で、安心して相談できると思います。

次のような方におすすめです。

・石川県内の魅力的な仕事を見つけたい
・石川県内在住で、県内で転職しようと考えている
・石川県出身で、現在は大都市圏で働いている
・県外在住だが、子育て、親族の介護などの都合で石川にターンを考えている
・今すぐではないが将来的に石川県に戻り働きたい
・現在の職務経験を地元で生かしたい

また、次のような疑問を解決できます。

・都会のような魅力的な仕事はあるの?
・給料は上がるの?生活費は下がるの?
・学生時代までしか住んでいなかったけど、最近は暮らしやすいの
・石川での生活で苦労したことは?
・金沢はわかるけど能登ってどう?

当日は2人の相談員が常駐しているので飛び込みでも大丈夫だそうですが、事前予約が安心です。また、予約すれば、より話を深められるよう相談員が資料などを準備してくれます。

そして、来場者にはなんと、主に市内飲食店にしか流通していない石川県珠洲市産の高品質コシヒカリ300g(2合相当)を贈呈するとのこと。太っ腹ですね!また、会場のコワーキングスクエア金沢香林坊の1日無料利用券ももらえるそうです。

ぼくも野次馬根性でのぞきにいこうと思っています。笑

■開催日時
12月31日(日) 午前10時〜午後4時(入退室自由)

■会場
コワーキングスクエア金沢香林坊
住所:金沢市香林坊2丁目1番1号 香林坊東急スクエア2階

■予約
相談希望者は以下フォームより申し込みを。
余裕があれば飛び入り参加も可能です。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSet9CDoQWgSRFZR0D4CsbET4vOaOKrRjge8p8RMLbIvxJfvBQ/viewform

“3つの情報源”を駆使すれば、石川県へのUIターン転職は失敗しない

こんにちは!関東から石川県に移住したカズマです。

今回のテーマは、「移住(Uターン・Iターン)に伴う転職活動の進め方」です。

「移住したいけどうまく転職できるか不安…」という方は、ぜひお読みください。

転職活動は移住前でもできる

移住を検討している人のほとんどが、一度は悩むこと。それは、

「転職活動は移住前にすべきか、移住後にすべきか」

という問題です。正解はありませんが、ぼくのおすすめは移住前です。なぜなら「移住したけれど仕事が決まらない」という状況は精神衛生上、好ましくないから。貯金が目減りしていく中、焦って就活し、わけのわからん会社に入って後悔…ということは避けたいところです。

コロナ禍以降は、Zoom面接で選考を進めるという会社もかなり増えてきています。ちなみに、ぼくはZoom面接で選考を進め、希望の会社に入社しました(さすがに最終選考だけは移住先まで足を運びましたが)。

以下では、「移住前」の転職活動をスムーズに進めるために、どのように情報収集をしていくと良いかについて、実体験を交えて解説していきます!

通常の転職と異なる“情報源”が必要

一般的な転職活動では、リクルート系やマイナビ系といった「超大手」の転職サイトや転職エージェントに登録しておけば、情報収集はほとんど事が足ります。

しかし、移住を伴う転職の場合、超大手だけでは心許ないと私は思います。

ずばり、移住の際に頼るべき有用な情報源は、地域に根付いた「地元の人材紹介会社さん」です。

その①「地元の人材紹介会社さん」の情報力はすごい

信頼できるエージェントに頼りましょう。画像はイメージです。笑

移住を伴う転職の最大の難しさは、リアルな企業の情報の収集です。ここでいうリアルな企業の情報とは、例えば以下です。

  • 社屋が建っているエリアはどのような地域性か(交通の便は良いか。治安は悪くないか。飲食店の数は多いか。発展中か衰退中か)
  • 周辺企業、同業他社との関係性はどうか(疎まれている会社じゃないか、信頼されているか)
  • 商工会議所や経済同友会などに加入しているとすれば、その中での立ち位置は(地域貢献の意識はあるか。存在感はあるか)
  • まちなかに看板があるかどうか、その大きさは(地域内での知名度は)
  • 地元メディアにどれほど取り上げられているか、どのように取り上げられているか(地域に注目されるような取り組みをしているか)

地元に住む人であれば、こうした情報を見聞きしながら地元企業を評価することができます。しかし、遠くに住む移住者はどうがんばっても、そのごく一部しか得ることができません。それゆえ、表面的な情報だけで企業を判断することになってしまうのです。

そこで頼りたいのが、地元の人材紹介会社(転職エージェント)です。地元の人材紹介会社であれば、上に挙げた情報をしっかりと握っているはず。逆に、こうした情報に疎い人材紹介会社は、あえて利用する理由はありません。

石川県の人材紹介会社はいくつかありますが、私も実際に利用した中で特におすすめなのが、(株)人材情報センターが展開する「ほくりくFIT転職」です。特に、地域情報への精通という点で他の会社とは一線を画していました。歴史が長い(1985年創業)からでしょう。地域企業からの知名度が高いもポイントです。

また、「リージョナルキャリア石川」は、U・Iターンの転職サポートにも力を入れています。幅広い業種とのつながりがあり、移住希望者のキャリアイメージを引き出して企業を紹介してくれます。

その② 公的な移住・転職サービスへの相談は必須

民間の人材紹介会社に加え、公的な相談窓口も利用すれば鬼に金棒でしょう。

特に、石川県が運営するILAC(いしかわ就職・定住総合サポートセンター)への登録は必須だと考えます。

ILACの役割は、移住相談+転職支援です。移住するかどうか悩んでいる段階の相談から、仕事の紹介、補助金の案内など石川県に移住するためのすべての段階で親身に寄り添ってくれます。

東京、大阪、名古屋に窓口を持ち、都市圏の人は直接、話を聞いてもらうことができます。石川県に関する詳しい情報を知りたければ、地元に在籍する経験豊富で広いネットワークを持つ相談員に相談することも可能です。

利用料は無料です。なぜ無料なのか。それは、少子高齢社会がばく進する時代において、地方はなんとしても産業人口を増やしたいからです(だから移住支援金も充実しています)。「移住したい」との思いを持つ人は、県にとっては歓迎すべき相手。だから無料で支援するというわけです。

せっかくなのでたくさん甘えて、たくさん地元企業の情報を教えてもらいましょう。

その③ 企業とゆるめにつながってみる

移住を伴う転職は精神的なハードルが少し高めです。相談の前に「とりあえず情報収集だけしてみよう」という人に勧めたいのが「イシカワズカン」です。

イシカワズカンは移住者向け特化の転職情報サイト。掲載されている求人情報はどれもインタビュー付きで、働いている人の顔が見えて雰囲気が分かるのがポイントです。

また、登録すれば企業紹介ページに設置された「いいね」「話を聞いてみたい」の各ボタンを押すことで企業に気軽にコンタクトができます。企業側からアプローチする「スカウト」もあり、求職者と企業がつながりやすい仕組みです。

個人的に最も読み応えがあるのが「移住者へのインタビュー」です。移住後のリアルな生活が分かりますよ。当サイトも紹介されました。

移住&転職はわくわくしながら進めよう

以上、「移住を伴う転職に役立つ」と私が考える3つの情報源を紹介しました。

これらのほかにも、すばらしい情報源はたくさんあります!わくわくしながらいろいろ調べてみるのも、移住の醍醐味です!読者のみなさんに、いい出会いがあることを願っています。

石川県への移住情報はイシカワズカンで集めよう【転職/生活】

こんにちは!関東から石川県に家族3人で移住してきたカズマです。

このサイトは「石川県へ移住したい!」と思って訪れる読者さんが多いと思います。今回は、そんな皆さんに、移住系ウェブサイト「イシカワズカン」をご紹介します。

ちなみにこの記事内容はブログでありがちな「アフィリエイト」や「案件」的な情報ではなく、カズマのガチおすすめなので、安心してお読みいただければと思います!笑

移住前に読みたかった!

イシカワズカンは、首都圏の若者をターゲットに、石川県へのUIターンを促進する求人サイトとして2022年12月に開設しました(誕生の経緯などの情報は外部リンク。大企業が運営しているので安心です)。

コンテンツは大きく二つに分けられます。石川県の暮らしを紹介する「LIFE」と、求人情報の「WORK」です。特に「LIFE」は情報量が多く、ぼく個人的には移住前に読みたかった記事ばかり。そこで今回は「LIFE」の中からカズマおすすめの記事をピックアップして紹介します!

おすすめ記事3選+おまけ

①内見は冬に!?プロが教える石川マイホーム探しのコツ

地元では知らぬ人はいない不動産屋さん「富商不動産」に、石川県で家を買ったり借りたりするコツを教えてもらう記事です。金沢市に限りますが、物件の相場やおすすめエリアが簡潔明瞭に書かれています。「内見は冬にしよう」とのメッセージはシンプルながら説得力があります。

②インタビュー:山田愛さん(株式会社旭ウエルテック)

夫との結婚を機に石川県へ移住した山田さんへのインタビュー。「夫婦で一台づつ車は必要」「サンルームか浴室乾燥機が必須」という、石川県に住む人には常識だけど外から来た人には想像できない“イシカワ暮らしのリアル”が語られています。戸惑いはあれど楽しく暮らしている山田さんの言葉は、移住前の不安なときに読むと、ホッと安心できるはずです!

③インタビュー:マッシミリアーノ・スガイさん(フードライター、通訳者)

金沢に惚れ抜いて移住した「外国人フードライター」への取材記事です。東京に住む人と金沢に住む人の温かみの違いが、海外からの視点で語られておりかなり説得力があります。石川県といえば「ちょっとシャイ」みたいなイメージがありますが、実は優しくて温かみがある人が多いということが伝わってきます。

(次はおまけのおもしろ記事)

金沢の「1丁目1番地」を歩く

「一丁目一番地」。石川県の馳浩知事も好んで使うこの言葉は「最優先事項」という意味あいがありますね。この記事は、金沢市内の「1丁目1番地」の住所を調べることでまちの輪郭を明らかにしようというコンセプトで書かれています。鞍月1丁目1番=石川県朝、広坂1丁目1番1号=金沢市役所、香林坊1丁目1番1号=香林坊大和、南町1番1号=金沢信用金庫本店…確かにどれも重要な場所ばかり!

顔が見えるレアな求人情報

「イシカワズカン」は移住希望者向けの求人を扱う珍しいサイトです。

このサイトに掲載されている求人情報はどれもインタビュー付きで、「働いている人の顔が見える」のが最大のポイントだと思います。移住者は、遠くに離れている企業の雰囲気を知ることはなかなかできないので、とても貴重です。

(※ちょっと余談…地元住人が地元企業に就職する場合、口コミや評判、テレビCMや新聞広告、社屋の規模、看板の大きさ、周りの企業との関係性といった有り余るほどの情報でその企業を評価できますが、移住者は相当がんばっても、それらの情報のごく一部しか得ることができません。それゆえ移住を伴う就職活動は難しい。だからこそイシカワズカンの情報はめちゃ貴重なのです

同サイトの求人ページは、ほかにもすばらしい機能があります。「いいね」「話を聞いてみたい」の各ボタンを押すことで企業に気軽にコンタクトができ、企業側からアプローチする「スカウト」もあって、求職者と企業がつながりやすい仕組みとなっています。

石川県がUIターン促進のため移住就業者に支援金を支給する「いしかわ移住支援事業」の対象求人が載っているのもポイントです(民間では初だそう)。

そして最後に自慢だ!!

そんなすばらしいウェブサイト「イシカワズカン」に、なんと、当ブログ「イシカワライフ」が紹介されました!(パチパチ)。そういえばサイト名も似てますもんね!!

ぼくたち夫婦のとりとめのない話を見事に記事にしていただいて、超感動しています。ぜひこちらもあわせて読んでみてくださいね(画像タップでリンク先へ)。

サラリーマン移住、リアルを綴る カズマさん、カスミさん(ブロガー)

【石川県の馳知事がAI化?!】生成AIで、県の取り組み発信【ひゃくまんさんも】

関東から石川県へ家族で移住したカズマです!今回は石川県の面白いニュースがあったのでご紹介します。

 石川県は7日、2023年度一般会計を88億円減額する補正予算案を発表した。人工知能(AI)が作成した動画で情報発信する取り組みを盛り込んだ。県によると、生成AIを活用してイベント情報や県の施策を毎日発信するのは自治体で初めてという。

Yahoo!ニュース AI作成動画で情報発信へ、石川 イベントや施策紹介

皆さんもご存じの通り、近年「生成AI」がすさまじいスピードで進化しています。生成AIとはイラストや画像、動画をAIが作り出す技術です。

こちらの動画を見てください。女の子がダンスを自撮りしてると思うでしょうが、違います。AIが作りだした映像です。いまのインターネッツはこんなことになってるんすか・・・

こうした生成AIの技術を、石川県は情報発信に活用するとのことです。具体的には、馳知事やひゃくまんさんの画像が動いて、県の情報を説明する動画をつくるそう。VTuber」のようなイメージでしょうか。Twitterで毎日発信するとも発表されました。

※イメージ画像(県記者会見資料より)

馳知事は自身をキャラ化するつもりですね。覚悟がすごいです(笑)。それだけ情報発信に力を入れているのでしょう。ちなみにこの動画の原稿も、AIが作成するとのことです(もちろんリリース前には県職員が内容チェックするそうですが)。

県は今年度、「戦略広報官」として中塚健也さん(元NTTグループ役員)を新たに採用するなど、広報にかなり力を入れています。生成AI活用についての発表があった記者会見では、中塚さんのほかCDO(最高デジタル責任者)の西垣淳子副知事も質疑応答をしていましたが、馳知事を含めたこの3人が力を合わせて県の情報を強力に発信をしていくということが、改めて示されたように思います。

配慮や気遣いこそデジタルリテラシー

やや話はズレますが、今回の質疑応答で興味深かったのがTwitterでの発信方法」についてです。記者の質問でこのようなものがありました。  ※文意が変わらないよう一部、言い回しを修正します。

<記者>5月27日の県の公式ツイッターで狩猟免許試験の申込受付中に関するお知らせがあった。「趣味としての楽しみや農林業被害防止のためあなたも狩猟免許を取得してみませんか」という内容で、通常であれば問題ないが、このツイートの2日前に長野の猟銃立てこもり事件が発生しており、少し配慮に欠けているように思う。AI情報発信を任せた場合、配慮や気遣いの部分でよりリスクは高くなり、人間がどうチェックしていくのかがより重要になる。
<知事>倫理的、道徳的な、あるいは直近にどういう社会的な事件があったのかといったことも配慮が必要で、マニュアルを事前に準備しておく必要がある。

SNSは人間でも使いこなすのが難しい代物であって、AI化を進めるに当たっては、人間がこれまで以上に注意を払う必要があります。つまり配慮や気遣いこそがデジタルリテラシーであるという考えもと、そうした能力を高めることが人間にますます求められることのように思います。

記者会見では、若い世代(いわゆるZ世代)へのアプローチをしたいとの狙いが語られました。知事みずから若い層へのヒアリングも積極的にしていくことも同時に進めるほか、SNSの県内外の声をAIで分析し、広報活動や施策立案に役立てていくそうです。

こちらが記者会見の一次情報ですのでお読みください。

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【石川県野々市市】シバザクラに囲まれながらあそぼう!区画整理で新しくできた穴場な公園

こんにちは!関東から石川県に移住したカズマです。

今回は、野々市市に2023年3月に誕生したばかりの「アクロスプラザ野々市中央」…ではなく、その近くにある公園「蓮花寺1号公園(れんげじいちごうこうえん)」を紹介します!当サイトは、比較的小さな公園をレポートすることが多いので、マイナー公園好きの皆さん(そんな人いるのか)は 「イシカワスポット」のページもぜひ見てください!

土地区画整理事業で生まれた公園

野々市市といえば「住みよさランキング」の2020年版、21年版の2年連続で全国1位にも輝いた、どんどん人が集まってきている勢いのすごいまちです。

特に、野々市市西部中央地区(田尻町、堀内一丁目、蓮花寺町の各一部)は区画整理事業が進み、2023年3月にはスーパーや100円ショップ、雑貨屋さんが集まる「アクロスプラ野々市中央」が生まれました。ほかにも薬局などのお店や住宅がどんどん建っています。そんな中、蓮花寺1号公園は、大雨が降ったときに雨水をためる機能を兼ねた「調整池兼用公園」として誕生しました。

最大の特徴はたくさんのシバザクラ

ピンクが圧巻

画像を見ていただければ説明するまでもないでしょう。最大の特徴は、公園を囲むように植えられたシバザクラです。ピンクがとても目を引きますね。訪問した4月16日は、ちょうど見頃を迎えていました。多すぎて数えられませんでしたが、ざっと数千株はありそうです。

黒い斜面にピンクの花がよく映えます

こじんまりした遊具もいい感じ

複合遊具。下は人工芝になっています

娘がぶらさがりに挑戦!

公園内には小さな子どもでも楽しめるよう、すべりだいや登り棒を中心とした複合遊具と、幅広い年代が健康づくりに利用できそうな、ぶらさがり健康器みたいなやつが設置されています。ちなみにぼくたち家族は、広い空間を活用してかけっこや鬼ごっこを楽しみました。

ベンチもあるので、散歩の途中で立ち寄ってもいいでしょう。ちなみに手洗い場はありますが、トイレはありません。

場所は北鉄自動車学校の南、クスリのアオキの北

じつはウェブ上にもグーグルマップ上にも情報がまだない蓮花寺1号公園。以下の地図に示した場所(北鉄自動車学校の南、クスリのアオキ蓮花寺店の北)にあります。駐車場がないので、遠方からの訪問は公共交通機関を使うなどすると良いと思います。

金沢への転勤は最悪?!関東から金沢に移住した筆者が検証します

「金沢 転勤 最悪」…なかなかインパクトのある文字の並びですが、これはGoogle検索のサジェスト(予測キーワード)で上位に出てくるものです。おそらく、転勤が決まった人が不安に感じて検索しているのでしょう。そこでこのページでは「金沢への転勤は最悪か?」という疑問に、関東から金沢へ移り住んだ移住者の視点で答えていきたいと思います!

「天気が悪い」のは冬だけ。

金沢(というか石川県)のデメリットとしていつも上位にくるのが「天気の悪さ」です。降水時間のランキング(ウェザーニューズ)によると、 1位が石川県(金沢市)で2301時間。東京や神奈川が約1600時間なので1.5倍は長く降っている計算となります。

こうしたデータを見ると「年中すっきりしない天気なんだろうな…まじ転勤最悪…」と思うかもしれません。しかし実態はちょっと違います。ずばり、天気が崩れるのは冬だけ。4月から10月にかけては、降雨日数は東京とほとんど変わりません(下図)。

冬も「ずっと降り続けている」わけではない。 

上の図の1月を見ると、降雨日数は「24日」となっており、「1ヶ月間ほぼ毎日雨(雪)がずっと降り続けているじゃん!」という印象を抱くでしょう。

しかし、実態は異なります。石川県(金沢)の天気はこうです。

「雨(雪)が降ってるなと思っていたら、いつの間にか日が差している。かと思えば、またパラパラと降り出す…傘があると助かるけれど、なくてもまあ大丈夫」。

つまり、ずっと降り続けているわけではないのです。

もちろん、時々とんでもない雷が鳴り続け、雪がドサっと積もる日もあります。でも期間限定の転勤でしたら我慢できる範疇かと思います(永住となれば覚悟が必要)。

それよりも冬の味覚を楽しもう!

天気の悪さというデメリットをすべて打ち消す最高のメリットがあります。ずばり食事がおいしいこと!メスのズワイガニコウバコガニ)やノドグロ、アマエビ…金額はタイミングにも寄りますが、いずれも500円前後で手に入れました。幸せすぎます。やっぱり石川県の冬は最高です。

コウバコガニ

ノドグロ

アマエビ

「金沢の人は性格悪い」は本当か?

結論から言いましょう。金沢には性格が悪く陰湿な人は確かにいます。引っ越してきて約1年半が経ちますが、嫌な思いはそれなりにしました。でも、性格が悪く陰湿な人は、全国どこにでも一定の割合でいます(笑)。今まで静岡と神奈川に住みましたが、どちらにもヤバい人はいました。金沢が特段多いというわけではなさそうです。

むしろ、金沢には面倒見がよく優しい人が多いです。雪国なので、助け合いの精神が育まれているという話を聞いたことがあります。だから安心して引っ越してきてくださいね!

引っ越し時は宅配買取が便利です!!↓

せっかく金沢に来たら、観光地も楽しもう!

こちらの写真は、つい先日訪れたばかりの石川県の桜の名所3か所。上から、兼六園、喜多家のしだれ桜、河北潟の桜(母恋街道)です。

都市圏だったら桜スポットに見に行くだけでも電車を乗り継いだり渋滞にハマったりと一苦労ですが、石川県ならいずれも金沢から30分圏内で行けます(車は必要ですが…)。

休日を満喫できるのが石川県なのです。

兼六園

喜多家のしだれ桜

河北潟の桜(母恋街道)

こちらでも石川県に住むメリットとデメリットを紹介しています。

石川県への転勤が決まった方はどうか落ち込まず、ぜひ楽しみにしてお越しくださいね!


【石川県・金沢市】移住が不安な方へ。経験と失敗談をお伝えします【U・Iターン】

こんにちは。関東から石川県金沢市に家族3人で移住したカズマです。

この記事では、石川県への移住を思い立ってからどのような行動をしたか、そしてどのような流れで家族3人での移住に至ったかを紹介したいと思います。これから移住を考えている人にはぜひお読みいただき、参考にしていただけるとうれしいです!

まずは「移住サポートセンター」に相談しました

ILACが運営する移住ポータル「イシカワノオト」

移住を考え始めてから最初に相談したのは、石川県が展開する「いしかわ就職・定住総合サポートセンター」(ILAC、アイラック)でした。定住促進のための組織で、①移住へ向けた相談窓口 ②移住者と企業のマッチング――が主な機能です。

ちなみに、この手の移住支援サービスは、全国どの都市でも行っています。以下のページに各都道府県の移住ポータルサイトをまとめましたので、確認してみてください。

相談窓口で言ってもらったこと――収入減のリアル。

石川移住についてリアルなことを知りたいというぼくの要望に対し、「ILAC」の相談員さんはとても親身に応えてくれました。

まずは収入の面です。結論から言うと、「いまの収入より2割減は覚悟しなければならない」と言われました。けっこうショックだったのを覚えています。

家賃負担は少なくなり、食費や物価は多少は下がるかもしれないものの「共働きは不可欠になるだろう」ということでした。そしてその言葉通り、収入は2割程度下がったことも書き添えておきます。

「おもしろい仕事」は少ない。

また相談員さんは、地方には「おもしろい仕事」は少ないと指摘してくれました。「おもしろい仕事」というとピンとこないかもしれませんが、例えばこうです。

マイナースポーツが好きな人がいるとしましょう。その人が「マイナースポーツ用具専門店」に就職できればこれ以上なく幸せなはずです。しかし、そのような店は人口の多い都会であれば商売が成り立ちますが、人口が少ない地方では儲からないのが現実です。

つまりこの場合、地方では、マイナースポーツだけでなくメジャースポーツも、なんならスポーツ以外の商品も扱わないとビジネスが成立しないのです。

つまり平たく言えば、「おもしろい仕事」ばかりを追い求めて「したくない仕事」を避けようとすると、地方では就職は難しいとの指摘でした。

35歳以降の移住はハードルが上がる。

「35歳以上になると、移住のハードルはとたんに高くなる」というお話もしてもらいました。石川県は年功序列の文化がいまだ根強く、アラフォーの新人を入社させる難しさを企業側も感じています。独立するのであれば話は別ですが、転職するのであれば35歳までが良いだろうというお話です。

移住にはそれなりの覚悟が必要。

また、移住するとなると、まとまったお金が必要です。採用試験を受けたり物件を選んだりするために何度も石川県との往復をしなければなりません(コロナ後の今はZoom面談が中心ですが、それでも複数回の往復が必要です)。

相談員さんからは「それなりの覚悟がないとやり切るのが難しい」というメッセージを貰いました。厳しいようですが、移住のリアルまでしっかりと伝えてくれたことに対して、ありがたさを感じました。

それでも、やっぱり移住は幸せになれそう。

最寄りの内灘海水浴場での一枚。写っているのは妻娘です

ここまでシビアな現実が語られましたが、それでも移住するメリットはたくさんあるというお話でした。まずは、自然が豊かで食事がおいしいこと。これは改めて説明するまでもないでしょう。

次に子育て環境です。待機児童問題はほとんどなく、金沢市の中心部で第一希望に入れないことがたまにあるくらい。人口あたりの延長保育実施保育所数は全国8位、公立小学校あたりの放課後児童クラブ設置率は全国9位。充実した子育て環境のおかげで女性就業率は全国2位の高さです。子どもの学力は全国トップクラス(2021年度は総合第一位)という話も知りませんでした。

たいへんそうだけど、移住することにした。

最終的にぼくの背中を押したのは、コロナ禍でした。

関東は人が多く、どこに行っても、なんとなく他人との接触を気にしてしまいます。これではのびのびと娘を育てられない!というか、のびのびと生きていけない!!海や山や大きな公園に気軽に行けて「密」の心配が少ない田舎暮らしが、ますます恋しくなってきたのです。そこで行動を開始しました。

まずは転職先を探しました

ぼくが行動を始めたのは2021年3月頃で、引っ越したのは同11月。およそ半年強かかった計算です。そしてその大半は転職活動の期間です。

「せっかくの移住なので、引っ越し先では充実した仕事をしたい」という思いがあり、いろんな企業の試験を受けまくるというよりも、厳選しながら応募していました。

転職にあたっては、主に3つの転職支援サービスを活用しました。

●ILACの転職相談

ILACでは、石川県内の求人企業情報を公開しています。求職者と企業をつなぐマッチングも行っており、気になる求人情報があれば随時、情報を教えてもらっていました。

●石川県に特化したエージェント

UIターンでの転職は、地元の情報をいかに得るかが鍵です。そこで頼りたいのが、石川県に特化したエージェントです。大手よりも地元に根付いているので、「石川県でどのような立ち位置の企業か」「経営者はどのような人物か」「社風はどうだ」といった具体的な情報が手に入りやすいメリットがあります。「リージョナルキャリア石川」はU・Iターンのサポートもしており安心です。

●大手エージェント

関東ではメディア関係の仕事に就いていたので、同業の仕事を探すために「マスメディアン」「リクルートエージェント」からも情報を得てました。

ぼくの場合、最終的には、ハローワーク経由で応募した企業と縁があり、Zoom面接1回、直接面接1回で内定をもらいました。2021年4月に行動を開始し、8月に内定なのでペースとしては悪くなかったと思います。

内定が出てからはバッタバタ!

まずは勤めている会社に退職希望を伝え、引き継ぎを開始し、引っ越し先を探し、住んでいる家の片付けを進め、幼稚園に転園を伝え…。11月の移住までとにかくバタバタしながら過ごしました。地方移住の際の物件選びについてはこちらにまとめたので参考にしてください。

(おまけ)どういう形であれ後悔はする。

石川県に移住したことで、いろんな幸せを得ました。のびのびと暮らすことができるようになり、だいぶ心身も健康になったように思います。仕事を通して生まれ故郷の役に立てているのもうれしいですし、親元に近いところで生活できる安心感もあります。

実は後悔もあります。仕事先に関してはすべて満足というわけではなく「もっとたくさん受けて比較検討しておけばよかった」と思わなくもありません。とはいえ、求め出したらキリがありません。どんな企業に就職しようと後悔はあったでしょう。

妻や娘に対して大きな環境変化をさせたことに今でも申し訳なさを感じています。ただこれも考えても仕方のないことで、石川県暮らしをなんとか楽しくしていくことが大事なのかなと思っています。

重要なのは「変化するときは、どういう形であれ後悔が伴う」という事実を認識しておくことかなと思います。後悔するよりも、移住したことでどれだけ幸せになったか?を考える方が建設的ですもんね!

当サイトでは子育てスポットを中心に、県内のいろいろな魅力を発信しています。こうしてブログを振り返ると、やっぱり石川県はいいなあ~と改めて思います。ぜひ他のページも読んでみてくださいね。

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